「こんなにかかる医療費」のパンフに注意!
仕事がら各社のパンフレットを比較する機会がありますが、特に医療保険のパンフでは首を傾げてしまうパンフに出合います。
パンフではよく生命保険文化センターのデータが用いられています。「1日あたりどのくらいの医療費がかかるの?」と言うデータがあり、H16年度の調査では1日あたり平均15,200円となっており、複数の保険会社はその通りに医療保険の宣伝パンフに載せております。えっ?正しいじゃないかですって? いいえ!生命保険文化センターのデータの注釈には、こんな重要な事が書かれてあるのですがご存知でしたでしょうか。 (注釈)食事代や差額ベッド代等を含む。高額療養費制度による払い戻し前の平均。
高額療養費制度とは、公的な健康保険制度によってある一定限度を超えた部分が戻って来ると言う事ですが、この戻って来る前の入院でかかった全ての金額を表示してますよと注釈では言っているのですが、これらの保険会社のパンフにはその注釈が載せてないのです。
ここに、保険会社の意図が見えてしまいます。とにかく15,200円/日の入院給付金がもらえる医療保険に入らないと大変ですと言う売らんがなの姿勢です。データを自社の都合に合せて利用(流用)している保険会社があるのです。どんなに保障内容がすばらしくても白けてしまいます。私は高額療養費制度の内容をすべてお客様にお伝えしております。そしてパンフに使われているデータの信憑性についても。それは、お客様に正しい判断をしてもらうためです。また、余計な保険料を払わせたくないためです。
生命保険文化センターでは、H19年度の「1日あたりどのくらい医療費がかかるの?」のデータを載せています。そのデータでは1日平均20,100円になるそうですが、はてさて、データを都合の良いように使っているこれらの保険会社は今度はどんなパンフを出して来るのでしょうか。

