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2008年7月 8日 (火)

続・危険★住宅ローン相談時の保険の見直し

以前、ブログで保険を売らんがのためにFP(ファイナンシャル・プランナー)が行なっている住宅ローン相談の保険見直しはかえって家計収支を悪くする恐れがある旨の事を書きました。かなり具体的に説明したつもりですが、危険と言う意味する所があまりうまく表現できなかったので再び説明いたします。

住宅の購入ができるか、さらに住宅ローンを支払っていけるかのライフプラン・シミュレーション作成のやり方では大体は間違いがないと思われますが、その後に保険を見直しましょうとなった場合に、新規保険料のアップ分を入れて再びライフプラン・シミュレーションを行なっているケースは確認した範囲では見当たりません。なぜ行わないのでしょうか、それは住宅ローンで安心してもらってすぐに保険を売りたいからです。ここが危険と指摘する所なのです。

例えば、3500万円の住宅購入予算で借入が3000万円とします。30年返済でローン金額を入れて家計収支上の貯蓄額でマイナスにならなければ、借入の3000万円は妥当です・・・と言う具合のアドバイスになります。でも、この家計収支にはその後に新たに加入を勧めた保険の保険料は入ってないのです。試しに、これから負担になるその保険料を入れて私が再度シミュレーションをすると大部分の家計の貯蓄はマイナスになってしまう場合が多いのです(極端に言えばローン破綻になります)。

それを数値で説明すると、新規に終身性の死亡保険や医療保険に加入して月額1.5万円の新規の保険料負担になった場合、この1.5万円の負担は360万円を30年返済(金利3%)で借りたと同じ金額なのです。つまり、住宅購入の借入3000万円にプラス360万円の借入をしたと同じ事なのです。言い方を変えると、3000万円の借入なら家計収支(貯蓄残高)はOKでも、3360万円になったらOKとは言えなくなると言う事です。

保険の提案を行なっているFP側がこの内容を分っているのか否かは不明です。知らないで行っているFPもいるかもしれません。でも、もしこの内容を分っている上で行なっているとしたら、お客さまの信頼を裏切る行為と指摘されても仕方がないでしょう。FPと言っても、すべて住宅建築やローン、さらにシミュレーションまでトータル的に精通しているとは限らないし、また自分の利益をお客様の利益より優先する人だっているかもしれないのです。

そうなるとFPにも頼れないし、最後には自己防衛しかないと思ったら寂しすぎますが、ローン相談時に保険の見直しを勧められたら、新たに負担になる支出(新規保険料さらに住宅購入による固定資産税、都市計画税等)や新たな収入(住宅ローン控除による税金の戻り額)まで、すべてを入れた詳細な最終ライフプラン・シミュレーションの作成をFPに依頼される事をぜひお勧めします。見込まれる収入支出はすべて入れて作成すると言う、これが正しいライフプラン・シミュレーションのやり方なのですから。それをやらない、もしくは必要ないと言われるなら、残念ながら信頼に値しないFPと言わざるを得ないのではないでしょうか。

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